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2023/09/21

2023「星をもとめて」行って来ました

すっかり遅くなってしまいましたが、「星をもとめて」行ってまいりました。
会場に到着したのは11時前でした。会場のるり渓に温泉の駐車場に着いて驚いたのですが、例年になく車が・人が多い!すべて星もとの来訪者だったら凄かったのですが、たまたま?ほかのイベントと重なって混雑していたようです。
奥の星もと会場に移動すると、望遠鏡持ち込みの来訪者用の駐車場(兼星見会場)は、ある程度場所が確保されていたので、幸いその中の1枠に駐車させてもらうことができました。

早速会場の様子を・・・
始まりが13時からなので、まだまだ準備中の様相です。「星もと」はテントの設営も”手作り感満載”なところも魅力だったのですが、今回は例年に増して会場の受け入れ体制がしっかりしているように思いました。
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会場にユニック車が到着。なんか降ろしてるぞ!
開催まで暇にしてるので、さっそく野次馬に駆けつけました・・・荷物はのちほど。
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何時もの通り、主催の方の挨拶と箕面市ウインド・オーケストラの演奏で「星もと」開催です!
・・・実は写真は開催の時ではなくて、ミニコンサートの時の写真です。右のちょっと派手目な方は星もとスタッフで、盛り上げ要員のようです。
星まつりにミュージシャンの方は欠かせませんが、星もとはこのMWOとハープの牧野さんの二枚看板となっていますが、残念ながら今年は牧野さんは体調不良でお休みだそうです。残念・・・
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まず、KYOEIさんのブースから。
ユニック車で乗り付けていたのはKYOEIさん!クレーンで降ろしていたのは・・・こちら!
PlaneWaveのL-350赤道義とCDK14!  ・・・さすがにユニック車必要な大きさのようで。
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夢の35センチ砲!しかもカッコイイ。
大変静かで近くに立ってても駆動音がしません。スタッフの方がスマホで操作していました。
近くに立っていた時に、いきなりスーっと動いてきて、何度か驚かされてしまいました。
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あとはZWOのSeestarのデモが結構盛況でした。付属の太陽フィルターが結構優秀です。フィルタだけでも欲しいにゃ。
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SIGHTRONさんは小型のオリジナル赤道義のプロトタイプを持ち込んでいました。
日本製で経緯台モードにも対応するみたい。
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宇治天体精機さん
W-SR223と言う鏡筒で、223mm/f888mm およそF4の写真鏡筒をさりげなく立ててありました。
この接眼部と補正レンズが地味にデカい。見るからに良像範囲広そうです。
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天文ハウスTOMITAさん
チョットだけ遅れて到着したTOMITAさん。後ろのプリウスでPlaneWaveのL-350赤道義と30㎝砲?を持ち込んできました。KYOEIさんのユニック車に驚きましたが、単体とはいえ普通の乗用車でも運べることにビックリです。ちなみに、電源が入ってないとクランプが働かずに、フリーとなってしまうそうです。経緯台モードでの運用も出来るみたい。
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とにかく暑かったです。星もとは毎回毎回なぜか雨の心配をしなければならず「雨〇と」などと言われてしまっていますが、今年は雨の心配は必要なし!日中に太陽望遠鏡部隊も活躍していました。
SAMさんも、こちらの機材で太陽の電視観望デモしていました。後ろの方のシュミカセなのですが…すみません、写真がこれしかなかった…
手前のFS60ですが、高精度ポタ赤のTOASTにAz-GTiを乗っけてました!
自動導入はAz-GTiで行って、追尾はNJP並みと言われるTOASTでノータッチ。夜中はこちらの装備での電視観望デモを行っていました。皆さん興味津々だったみたいです。
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あと今回、大注目となった待望のブーズがあります! こちら!
星もとファンの積年の夢がかないました。念願の食べ物ブース!主催の方が道の駅から引っ張ってきてくれたそうです。感謝!
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サクサクでおいしかった。
食べ物ブースが来ると思ってなかったので、たっぷり食材持ち込みしていた都合、軽い物しか買いませんでしたが…来年もぜひよろしく。
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そして星もと名物! KYOEI「ガタクタ市」♪
今回も動画撮影していたようなので、KYOEIチャンネルかどこかで、骨肉の争奪戦の様子が見れると思います。私は動画撮影はしてません。奪い合いに参加してたので。てへ。
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私にすごく刺さったのが、あぷろなーとさんの「あ式 ・拡散霧箱」でした。
ほとんと100均で手に入るような物をつかって、真夏の野外で霧箱を実演するという無謀な挑戦
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あぷらなーとさんが持ってきた大きな発砲スチロール箱から出てきたのが…
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ド・ラ・イ・ア・イ・ス~
な、なんと早量15kg…あぷらなーとさん曰く、蒸発してなくてよかった☆ だそうです。
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観測装置一式はこんな感じ
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組み立てた霧箱を、ドライアイスで冷やしながら、放射線が飛び込んでくるのを待ちます。
キター  !(^^)!  自然放射線ゲット~ 
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ちなみに、放射線源を当ててみると・・・
めっちゃ出てる・・・ちなみに放射線源は、ペンタックスのトリウムレンズだそうです。
霧箱を肉眼で直接見ても、雲が発生するのが分かります。しかし、電視観望の方がはるかに見やすいです。限られた材料と悪条件の中、霧箱デモを大成功させてしまうなんて、あぷらなーとさん凄い。
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今年の「星もと」は、ほかにも特別なイベントがありました。
”星もと会場からの” 小惑星による恒星食観測です!
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スクリーンに映された食の様子を、携帯で動画撮りました。
(こちらでの公開がマズかったらご指摘下さい。直ちに元データから削除します)



日中の暑さに負けて、へとへとでした・・・
主催/スタッフの皆様、協賛店様、参加者の方々、ありがとうございました。
あと、あつかましくも迷人会の記念撮影にもこっそり参加させてもらっちゃいました!へへ・・

夜中も雲が時折湧いてくるものの、星空も楽しむことができました。
お隣に展開していた40㎝砲の方に、土星とか網状とか二重星団を見せてもらいました。キレイだったな~
夜半過ぎに会場を後にして、早めに帰宅しました。

星もと会場でお会いした皆様、ありがとうございます。
SAMさん、あぷらなーとさん、迷人会の皆様、久しぶりにお会いできて良かったです。
みなさんからエネルギーをいただいた気がします。あとモレキュールさん、初めましてでしたね。
皆様、本当にありがとうございました!

…多分次回は、星もとの戦利品UP回になる見込み。
BLOG書く気力があれば・・・で、す、が・・   ガク orz

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2023/09/11

「星をもとめて」今年も参加します

お久しぶりです。ちゃんと生きてましたよ~
一年以上更新をしなかったBLOGで、突然宣言してみます。

今年も「星をもとめて」参加します。

こちらには書きませんでしたが、昨年も参加してました。皆様今年もよろしくお願いします。
今年の天気は・・・今のところ曇時々晴れみたいです。

はじめて「星をもとめて」に参加したのが2006年の第6回の時でした。
この時が初めての”星まつり”参加となりました。たしか当時は天文活動を再開して間も無く、ちゃんとしたアイピースが欲しくて、現物が見れてしかも少しだけ安く買えるかも??なんて邪念たっぷりだった記憶があります。
”お祭り”と聞いて幼い娘もついてきてましたね。その後も数年ごとに何回か一緒に参加してくれました。理解のある娘で良かったです。

古い写真が「星もと」のWEBサイトに残っています。今はもう無くなっている?旧星もとWEBサイトには、古い写真ももっとたくさんあったのですが、新サイトになってから整理されてしまったようです。しかし運よく2回目の参加となった2007年の写真の中に、私の自作望遠鏡の写真が残っています。塩ビ管ムキ出しのダーティーな作りが目についたのかな。
当時はこの望遠鏡を星まつりなどに持ち歩いていました。
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この自作望遠鏡こんな外見ですが、私なりにかなり拘ったつもりです。一番の特徴がリレーレンズ無しで双眼装置が使えます。しかしも双眼専用ではなく2インチ天頂ミラーでも合焦するようになっていて、普通に広視野の2インチアイピースも使用できます。アクロマートですが口径が15センチありますので、眼視の観望用としては程よいスペックとなっています。

しかしやっぱりこの外観なので、星まつりなどで一般の人から”のぞかせて欲しい”って結構言われました。ベテランの方からもあまりなダーティさから目立ったしまっていました。
数年間はこのままで使っていましたが、そのうちどうしても恥ずかしくなり、2013年に塩ビ管にカッティングシートを張って、木製箱型鏡筒バンドも普通の金属の物に作り変えました。
目立たなくなったので、恥ずかしい気持ちは無くなりましたが、ちょっとだけ残念なような・・・

製作当時から”いつかは対物レンズをアポクロマートに入れ替えたい”と思ってましたが、16年経過した現在でも夢かなっておらず、当時のアクロマートのままです。
最近は撮影ばっかりであまり眼視をやっていないのですが、このボロ筒は多分ずっと持っていると思います。それほどお気に入り。

今年の星もとには、どの望遠鏡を持ってゆくのか、まだ決めていません。天気は今のところ曇り時々晴れ。今回は月が細いので撮影用の鏡筒を持ってゆくかもしれません。
久しぶりの皆さんにたくさん出会えることを祈りつつ・・・

2022/07/08

七夕の夜に

昨夜は七夕でしたね・・・
旧暦の七夕と違ってぜんぜん晴れないのが例年ですが、今年は梅雨明けがとても速かったですね。
日中そこそこ晴れていたので、星空に期待していたのですが・・・
雲間から時折星が見える程度でした。

ポタ赤で夏の大三角のあたりを撮っていたのですが、とてもコンポジットできそうでなく・・タイムラプスにしてみました。



雲ばっかりですが・・時折星が見えます。(T_T)
やっぱり恥ずかしいのかな??
2022/07/05

鏑木清方展~京都国立近代美術館~

また星に関係ない戯言です。
・・・前回の名古屋に続き、実は京都にも行っていた!この暑いのに・・

お目当てはコレ、美人画の名手”鏑木清方展”です。永らく行方不明?になっていた”築地明石町”が揃って、三部作を鑑賞できるチャンスです。
20220705_01_入り口

鏑木清方の絵は、展覧会でもちょこちょこ見るのですが、一つの展示会として作品が揃うと、会場全体に広がる作品たちの雰囲気に呑まれてしまいます。

他の西洋の画家の人見られるように、初期から晩年までが画風が変わってしまうこともなく、ただひたすら完成された技術で、揺らぎない色調で、数々の多くの作品を残しており、美術館全体の空気感まで清方色に変わってしまっているようでした。

個々の作品も、日本の四季の移ろいと日々の生活、その中でふとした瞬間の美
思った以上にすっかりはまって堪能してしまいました。

その結果、普段は”買わない”と決めている図録を買い・・・
20220705_02_図録


それだけとどまらず額絵まで買ってしまった・・
20220705_03_額絵

もちろん買って良かったのですが・・・
私の部屋にはこちらの姫ウチの嫁の額絵を中心にして諸々配置しているので、ぞの中にぜんぜん雰囲気の違う額絵が増えてしまって、なんか心配というか・・・どうしよう?
2022/07/04

ミロ展~愛知県美術館~

週末に愛知県美術館に行って来ました。
見てきたのはコレ。ミロ展です。
20220704_01_ミロ展
ミロの作品はちょこちょこ目にしますが、まとめて一気に見れる機会は少ないので、行って来ました。

主に期待していたのはこちら「ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子」
20220704_02_ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子
”聞いている”と言うより、もいっきり”見て”ますよね~でっかい目で(笑)
ゴシック聖堂のステンドグラスの光とか連想できます。旋律は線で表している模様

もう一つ見たかったのはこちら「アンリク・クリストフル・リカルの肖像」
20220704_03_アンリク・クリストフル・リカルの肖像
・・・携帯で撮ってたのですが、背景と照明でホワイトバランスが死にました。
この絵はミロの特徴的な色彩感覚がわかる・・はず?だったのですが、写真が残念。せっかく撮影OKだったのに。現物は直接眼視で堪能しました。ゴッホまで行かなくても、非凡な人だったのだと感じました。背景として日本の浮世絵を張り付けてあるの点も面白いです。

抽象画って難解です・・どのように解釈しても良いのかな??それで良いと勝手に自己肯定してます。あまりピンとくる画家は少ないのですが、小学生ぐらいの時に見た、国立西洋美術館のミロの太陽と星っぽい絵が、初めて自分の感性とシンクロした体験でした。
もっともモチーフが太陽と星ぽかったので、当時から星好きだった自分に刺さっただけかもしれません。チビガキだったしたぶんそう。

会場の愛知県美術館はなかなかフォロジェニックです。
こちらは、会場の入り口の部分。
20220704_04_会場入り口

窓の外には”アクア21”が見えます。
20220704_05_アクア21

この建物、屋根の部分がガラス張りで・・・その部分に水を張っています。
したから見るとこんな感じ。
20220704_06_アクア21見上げて
水を通して揺らいだ光が、地下の広間に差し込む仕組み・・・暑いけど、涼しげな光に癒されます。暑いけど。(2度言いました)

ミロ展のグッツは女性に人気でした。
ミロの絵のユーモラスで何処かかわいいモチーフがTシャツとかトートバックとか・・・
中にはカゴの中にたくさん集めてて、会計したら間違いなく諭吉コースの方も!

会場のアートショップで、私が買ったのはこちら!
20220704_07_星は周る
まさかのミロ関係なし!
野尻先生の本、文庫本より少し大きいサイズ。ハードカバーで美しい装丁。
こんな本が出ていたのですね。野尻先生の他の本も同じ装丁のものがあれば、買いそろえたいです。
めっちゃ気に入りました!
小学生の頃に買った野尻先生の本は、今でも私の宝物です。